会計期間は1年間
会計期間とは、簿記を行う期間のことです。
会計期間は通常1年間です。
『通常』と言ったのは、1年間より短い場合もあるからですが、それは日商簿記1級とかで関係してくる話なので、今は気にしないでください。
日商簿記の3級と2級では、会計期間が1年間以外の問題が出ることはまずないです。
で、1年間というのは固定なのですが、どこで区切るかは自由です。
何月何日から何月何日にするかは会社が自由に決めていいのです。
とはいえ、日商簿記3級の問題で最も多いのは、世間一般の年度に合わせた4/1~3/31です。
これが圧倒的に多いです。
僕の感覚では8割くらいがこれのイメージです。
あとは、暦に合わせて1/1~12/31っていう問題もちらほら。
それ以外の期間は日商簿記3級の問題ではあまり見たことがないですね。
まぁ実際には1年間ということさえ守れば、いつからいつまででもいいので、2/1~1/31とか、
11/1~10/31とかでもOKです。
ちなみに、僕が以前経理をやっていた会社は6/1~5/31という会計期間でした。
会計期間にまつわる用語
会計期間とは何なのかが分かったところで、次に用語を説明します。
例として、4/1~3/31を会計期間としている場合でお話しします。
会計期間の初日(4/1)を期首といい、最後の日(3/31)を期末といいます。
また、期末のことを決算日ともいいます。
期末=決算日
企業は会計期間を1年区切りで決め、毎期活動し続けます。会社が倒産しない限り。
なので、3/31になり今の1年間が終わったら、翌日(4/1)からは次の1年間がスタートします。
会計期間の具体例
なお、今いる1年間のことを当期といい、次の1年間のことを次期または翌期といいます。
また、一つ前の1年間のことを前期といいます。
この記事を書いている今現在は2022年の1月なので、会計期間が4/1~3/31の会社であれば、当期は2021.4.1~2022.3.31ということになります。
そして、時が流れ2022.4.1になったら、その日からは次の会計期間となり、そうなるとそこからの1年間を当期と呼ぶことになります。
なお、2つ前の会計期間のことを前々期といいます。
なので、前々期、前期、当期、次期(翌期)というのは、
おととし、去年、今年、来年みたいなイメージですね。
- 前々期 ⇒ 『おととし』みたいなもの
- 前期 ⇒ 『去年』みたいなもの
- 当期 ⇒ 『今年』みたいなもの
- 次期 ⇒ 『来年』みたいなもの
ちなみにどうでもいいことかもしれませんが、
『再来年』に相当する用語はありません。
2期あとの会計期間のことを次々期とは言いません。
じゃあ何て言うんだって話になるんですけど、おそらくそんな用語は存在しません。
(少なくとも僕は知りません。)
まぁ知らなくてもそれで困ったことはないので気にしなくていいでしょう。
ちょっと応用編
この記事をここまで読んできて、色々な用語が現れて大変だったと思いますが、もしまだ余裕があるならあと少し読んでください。
といってもすぐ終わりますが。
前期の期首のことを前期首、前期の期末のことを前期末といいます。
同じように、当期の期首のことを当期首、当期の期末のことを当期末といいます。
そして、次期の期首のことを翌期首、次期の期末のことを翌期末といいます。
(なぜか次期首や次期末とはいいません。)
まぁ日本語的に分かりやすいと思うので、可能ならささっと覚えてしまいましょう。
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